食品偽装、贈収賄、記録改ざん、密約の隠蔽、等々。組織が犯す過ちを今年も沢山耳にしました。
そして先日、ジョンソン&ジョンソンのクレドー(信条)がスゴイという話を聞く機会がありました。
この一見関係ない2つが、実は深く関連すると私は思うのです。まず、クレドーの中身を読んでみて下さい。はっきり言って、当たり前のことが95%を占めています。ごく一部、「下請けいじめをしない」ともとれる独自の信条が含まれてはいますが・・・。
5%程度を書き換えれば、「新日本製鉄のクレドー」でも通りますし、「伊藤忠商事のクレドー」にも使えます。私はいつもこの思考実験をし、どんな会社にでも通用してしまう理念は意味が無いと考えてきました。今でも一部そう思います。
ではジョンソン&ジョンソンのクレドー(信条)は何なのか? 私は、組織は必ずなんらかの過ちを犯すように出来ているのだと気づきました。ここで言う過ちとは不良品とかの意味ではなく、その隠蔽や改ざんなどを意味します。あの花王でさえ、エコナ問題への対応が遅れたわけですから。外務省の米国との密約とその隠蔽(こっそり破棄)にいたっては、怒る気さえしません。
それらの過ちを防ぐには、一見当たり前に見える根本理念にいつも立ち戻る習慣を組織の構成員につけさせる必要がある。別の言い方をすれば、組織は過ちを犯すように出来ている。それを知って対応するための仕掛けが、ジョンソン&ジョンソンのクレドー(信条)なのだと私は考えます。
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